前に載せた記事の完全版です。
今日は簡単にメッキ剥がしの方法を説明したいと思います。
なんでわざわざメッキしてあるのを剥がすの?と思われる方もいると思うので説明しておきますと、主に合せ目消しと表面処理の問題だと思います。
単純にメッキが安っぽいっていう人もいますがそれは置いといて、メッキの状態だと合せ目消しも表面処理をする時も、ヤスリをかけたところだけメッキが剥げてしまうため出来ません。そこではじめから剥がしてしまって、後から塗りなおそうってわけです。
特にそういうところにこだわらず、ただ組み上げたいって人は全くやる必要はないです^^;
有名な方法ですが
メッキ剥がし手順
(ここで言うメッキとはプラスチックの上に銀の特別な塗料のようなものが塗ってあって、その上からクリアー塗料を吹き付けたものを言います。プラモデルのメッキは大概これかと。)
簡易説明
?溶剤につける
?ハイターにつける
?溶剤につける
解説
前でも少し触れましたが、まずはメッキの仕組みについて少し説明します。
メッキは基本的に四層構造になっています。

上から順に、クリアー塗料、銀の塗料、塗料を付きやすくするための薬品、プラスチックとなっています。
クリアー塗料は普通に売っている塗料と変わりないものだと思います。
銀色はちょっと特別な奴で、詳しいことは知りません^^;
売ってるのかなぁ?ホームセンターで、それっぽいスプレー見つけて買ったことあるんですけど、同じ感じには出来ませんでした。
まぁメッキは特別なものなので、普通には出来ないと思います。
では、順を追って説明していきます。
?溶剤にぶち込むまずは、やりたいメッキパーツが何個もある場合は集めておきましょう。複数のキットのパーツをやる場合は、どのキットのか分からなくならないようにメモしておくといいかも。
金のメッキ以外でも、青や赤でもまとめて入れてしまって問題ないです。
この作業は結構溶剤使うので、何度もやるともったいないです。

さて、準備が出来たら
皿でも紙コップでも何でもいいので、パーツがしっかりと全部つかるくらいの入れ物に漬かるだけの溶剤をいれましょう。
※溶剤とは薄め液のことです。
※ツールクリーナーが強力だからといってクリーナーを使ってはいけません。ツールクリーナーは強力すぎてプラスチックを溶かすからです。絶対にやめましょう。ドボンとつけて数分ほかって置けば、金や青などのメッキパーツは表面のクリアー塗料が溶けて銀色になっているはずです。
銀メッキのパーツは?をする必要はないです(多分)。このとき、細かい部分にクリアー塗料が残ってると後々面倒なことになるので、十分落としてから次に進みましょう。
結構すぐ落ちますけど、ちゃんと細かいとこまで落としてください。

こんな感じにすぐ落ちてきます。

終わったら溶剤は別の容器に取っておきましょう。筆洗いとかちょっとしたことには再利用可能です。
?台所用塩素系漂白剤にぶち込む台所用塩素系漂白剤というと難しく聞こえますが、要はキッチンハイターです。大体の家庭は台所にあると思うので親に聞いてみましょう。
キッチンハイターを水で5倍くらいに薄めて、?と同じ様にドボンとつけておきます。
2倍くらいの希釈でいいという話も聞きましたが、あまり濃いとプラスチックによくない影響があるかもしれません。
逆に薄すぎてもしっかりメッキが付いているとこは落ちないことがありますので、3倍くらいがベストなんじゃないかと思います。
塩素は有毒なので風通しのいいところにおいておきましょう。

原液につけるのは絶対やめておきましょう。多分プラスチックが侵されます。
※カビキラーを使うとプラスチックがボロボロになるそうなのでやめましょう(笑)これは結構時間をかけてやるのがいいです。私は漬けたまま眠ってしまって、夜から翌日の朝までほったらかしでした^^;
こういうこともあるので薄めがいいのです。時々割り箸でかき混ぜてじっくり待ってればメッキの銀が溶けて、プラ面が出てくるはずです。
下地のプラスチックは黒から赤やら青やらいろんな色です。
終わったら十分に洗いましょうね。

ハイターにつけて数時間置いた状態です。このときはちょっと濃度が薄すぎたため、完全にメッキが落ちきってないのでハイターを追加しました。けっこう濃くてもいいのかもしれませんね。
何度も言いますがしっかり落としましょう。
こんな感じにメッキが落ちました。
ですがまだ終わりじゃないです。最初の絵の3の部分が落ちていません。

後の画像と比較したらわかるんですが、黄色っぽいものが付いています。
それを次は落とします。
?もう一回溶剤にぶち込む?で洗い終わった時点で綺麗に落とせていればいいのですが、メッキとプラスチックの間に特別なコートがしてある場合があります。見たら何かが付着してるのが大体わかると思いますので、?と同じことをもう一回やりましょう。

これもなかなか細かいところなどが落ちないので、しっかりと歯ブラシなどで落とします。ぱりぱりした物が取れるはずです。
ここで使用した溶剤は比較的綺麗なので、キッチンペーパーやティッシュでこしてやれば再利用可能かもしれません。私は怖くてやりませんが、使えると思います。
前述のように筆洗いや手についた塗料を落としたい時などには使えます。
こしてます。キッチンペーパーが理想ですが、ここではティッシュでやってます。

最後に、綺麗にふき取ったら終わりです!

このように真っ白になりましたー。
お疲れ様でした。
誰でも簡単に出来るので一歩上の作品を目指そうと思ったら是非やってみることを進めます。
百式やアカツキなどの金ぴか機体では特にメッキと違った良さがでると思います。
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